FXには様々な注文方法があり、各トレーダーの投資スタイルによって、その注文方法が変わります。
まずは、それぞれの注文方法を理解することが必要になってきます。
この記事では、基本的な注文方法である「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」の3つについて、解説したいと思います。

目次

最も基本的な注文は「成行注文」

成行注文とは、その名の通り成行で注文することを言います。もっと分かりやすい言い方をすると、「時価で売買」することを指します。

成行注文は、非常にシンプルかつ、最も基本的な注文方法となります。この方法は今すぐ売買したい!という時に有効な手法となりますが、一つだけ欠点があります。
それは、「その時の時価で売買するため、正確にはいくらで約定するのかが分からない」ということです。
成行注文だけの場合、チャートに張り付く必要があるため、それを解消するのが次項の注文方法となります。

ケータイ MT4 トレード画面 売り 買い 成行注文 逆指値 指値

利益確定するための「指値注文」

成行注文は、その時の時価で注文をする方法ですが、自分で値段を指定する注文方法もあります。
それが、「指値注文」と「逆指値注文」となります。
まず、指値注文ですが、トレーダーがあらかじめ希望する売買レートを指定するもので、「実際のレートが指定水準に達することができれば、取引が成立する」という注文のことです。

例えば、110円で買いポジションを持っている時に、あなたが111円で約定したい、という意志があったとします。この時に、111円になるまでずっとチャートを見ておくこともできますが、110円で買い約定の指値注文を入れておけば、仕事や家事等でチャートから離れることができます。
そして、指値注文を入れておけば、あなたが考えている最高の利益を確定することができますので、指値注文は有効な手法となります。

ちなみに、MT4上の表記では、テイクプロフィット(Take Profit)と言い、略してTPと呼ばれます。この呼び方も耳にすることことがあるかと思いますので、覚えておきましょう。

損切りに「逆指値注文」を使おう

指値注文に対し、現在の価格よりも不利な価格を指定するのが、「逆指値注文」です。逆指値注文は、基本的には損切りに使用します。
例えば、110円で買いポジションを持っている時に、あなたが「111円で買い約定をしたい」と思っていたのにも関わらず、価格が109.5円になってしまったとします。
これ以上価格が下がるとマイナスが拡大すると思い、109.3円で逆指値注文を入れました。109円まで下がってしまってしまいましたが、109.3円で逆指値注文を入れていたあなたは、損失の拡大を防ぐことができました。
このように、基本的には損切りで使用するのが、逆指値注文となります。

ちなみに、MT4上の表記では、ストップロス(Stop Loss)と言い、略してSLと呼ばれます。この呼び方も耳にすることがあるかと思いますので、覚えておきましょう。

利益確定にも使える「逆指値注文」

実は、逆指値注文は利益を確定するときにも使えます。
例えば、110円で買いポジションを持っていて、現在の価格が112円だったとします。この時にこんな心理が生まれたとします。
「おそらく113円まで行く可能性が高いが、もしかしたら価格が下がる可能性があり、せっかくのプラス分は残しておきたい。111.5円を下回ったら、利益を確定させてしまおう。」
つまり、逆指値注文は「最低でもこの利益だけは残しておきたい」という利益確定のための手段としても使えます。

トレードが出しているシグナル配信例

よくTwitterや各SNSで配信している親切なFXトレーダーがいます。
その投稿内容はこのような感じで、表記していたりします。

USDJPY
Buy:112.05
TP:112.65
SL:111.55

上記は暗号のように見えますが、一つ一つ紐解いていきます。
USDJPYは「通貨ペア:ドル円のこと」で、BUY:112.05は「112.05円で買い注文をしてください」と言った意味です。
TP:112.65は、「112.65円で指値注文してください」という意味で利益確定ポイントとなり、一方、SL:111.55は、「111.55円で逆指値注文してください」と言った意味で損切りのポイントとなります。

このような表記をよく見かけるので、覚えておいても損はないかと思います。

まとめ

今回はFXにおける基本的な注文方法について、まとめました。
基本的には、成行注文、指値注文、逆指値注文と3つあり、特に指値と逆指値は、いずれも利益を確定するため、そして、損失を少なくするための注文方法、と覚えておいていただければと思います。

自動売買EAもこのロジックで基本的に作られております。
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今回の記事も最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました!