日本国内のFXブローカーは独自のプラットフォームを持っていたりしますが、海外FXブローカーではロシアが開発したMT4(MetaTrader4)で注文を行うことが一般的です。
他にもCtraderというプラットフォームがありますが、ユーザーの多さはもちろんインジケーターやEA(エキスパートアドバイザー)の開発のしやすさという点からMT4が世界で最も使用されているプラットフォームになります。
今回は初心者の方でも分かりやすいようにMT4での注文の仕方を解説します。
目次
そもそもMT4とは?
MT4(MetaTrader4)とは、ロシアのソフトウェア会社が開発したFXトレード専用ソフトとなります。
通称、MT4(エムティーフォー)と呼ばれており、独自の「MQL4」というプログラミング言語を使っています。
裁量トレード(自分の経験で上がるか下がるか予想して取引を行うこと)で取引も行うこともできますし、自動売買ができるEA(エキスパートアドバイザー)をインストールすれば、最初の設定さえすれば、自動売買を行うこともできます。
MT4はトレーダーの中で世界一使われているソフトであるので、安心して取引することができることと容易にカスタムができることが人気の理由です。
MT4の新規注文方法
MT4を立ち上げたら新規注文方法を行うことができます。
実はやり方は3つあります。
- 最も簡単な方法:キーボードの「F9」を押す
- メニューバーの「新規注文タブ」を押す
- チャート上で右クリック→注文発注→右クリック
私は一番簡単な「F9」を押して注文しています。
(Macユーザーの方は「F9」で動作確認するか調査していませんのであしからず)
成行注文の場合
成行注文とは、値段を指定せずに現時点での価格で注文することを言います。
下記画像の⑤の売買注文ボタンを押すと、注文をすることが可能です。
①通貨ペアの選択:ここではCHFJPY(スイスフラン/円)
②数量:ロットのことです。ここでは0.4ロット(4万通貨)
③決済指値:利確ポイントを決めることが可能です。
決済逆指値:損切りポイントを決めることが可能です。
④注文選択:成行注文 または 指値注文 が可能です。
ここでは「成行注文」です。
⑤売買注文:売り注文 または 買い注文 を選択できます。
⑤の「売り注文」または「買い注文」をクリックすると注文を通すことができます。
指値注文の場合
指値注文とは、値段を指定して注文する方法です。
例えば、ドル円で現時点の価格が110.50円だけど「110.80円になったら買い注文を入れる」ということができます。
指値注文を行いたい場合は、注文選択部分を「指値注文」を選択しましょう。
オーダー画面を見ると
Buy Limit
Sell Limit
Buy Stop
Sell Stop
というあまり見おぼえのない言葉が羅列されています。
それぞれお好きな注文方法を選択し「発注」をクリックすれば注文できます。
※有効期限も決めることが可能です。
それぞれの注文方法の違いを現在価格:ドル円が110.50円ということを仮定して、一つ一つ解説していきます。
Buy Limitは指値買い
Buy Limit:指値買いのことで、現在の価格より低い価格で買いたいときに行う注文です。
例えば、Buy Limit注文を行う場合は「110.30円になったら自動的に買い注文を入れる」ということが可能になります。
Sell Limitは指値売り
Sell Limit:指値売りのことで、現在の価格より高い価格で売りたいときに行う注文です。
例えば、Sell Limit注文を行う場合は「110.80円になったら自動的に売り注文を入れる」ということが可能になります。
図解するとLimit注文はこのようなイメージです。
Buy Stopは逆指値買い
Buy Stop:逆指値買いのことで、現在の価格より高い価格で買いたいときに行う注文です。
例えば、Buy Stop注文を行う場合は「110.80円になったら自動的に買い注文を入れる」ということが可能になります。
Sell Stopは逆指値売り
Sell Stop:逆指値売りのことで、現在の価格より低い価格で売りたいときに行う注文です。
例えば、Sell Stop注文を行う場合は「110.30円になったら自動的に売り注文を入れる」ということが可能になります。
図解するとStop注文はこのようなイメージです。
トレール注文
トレール注文のやり方は下記ページでまとめています。
決済や注文変更はMT4のターミナル部分で可能
MT4下部にターミナルという部分があります。
決済をしたいポジションを右クリックまたは「×」を押すとポジションを解消できます。
右クリックで損切りラインを変えたり、利確ポイントを変えたりすることも可能です。
MT4を使いこなせばカスタマイズすることができる
MT4の注文方法は以上となります。
MT4は様々なインジケーターが標準装備されていたり、お好きなカスタムインジケーターを使うことができ、マスターすると汎用性が広がり本当にオススメです。
海外FXブローカーではMT4が標準ですので、この際使い方を覚えても良いのではないでしょうか?
海外FXでオススメなのはXMとTradeviewです。
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