突然ですが、MAMやPAMMという言葉を聞いたことがありますか?
海外FX業者でトレードをやっていると、MAM(マム)やPAMM(パム)という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。

国内FXにはMAMやPAMMという形式は存在せず、海外FX業者のみのサービス(さらに提供業者は限られます)となります。

海外FXのみのサービスとなりますが、良いMAMやPAMMサービスを提供している業者に出会うことができれば、有効な運用方法となり得るので知識だけでも付けておくことをおすすめします。

今回の記事では、MAMやPAMMについて理解を深めたい人向けに、少し特殊な運用方法であるMAMやPAMMについて、わかりやすく解説していきます。

この記事の対象者
  • MAMやPAMMについて興味がある
  • MAMやPAMMについて知識を付けたい

\ おすすめFX業者はXM!今なら口座開設するだけで3000円の入金ボーナスがもらえる! /

目次

MAMやPAMMとは?

MAMやとPAMMは「マネージドアカウント」と呼ばれる運用手法を採用しています。

このマネージドアカウントというのは、自分のFX口座に資金を投入して、他のトレーダーに運用をしてもらう(発注指示のみをする)という運用手法となります。

言葉だけだと分かりづらいので、以下の画像を見ると理解しやすいかと思います。

MAM、PAMM運用方法

一般的には、MAMとPAMMを始めるためには、指定口座を開設する必要があります。
簡単な契約書(トレーダーとのヒモ付けするためのLPOA=Limited Power of Attorney Form (限定委任状)と呼ばれる契約書)を交わすことにより、あなたの口座と紐づけされてトレーダーの発注指示があなたの口座にリンクされます。

よく勘違いされますが、MAMとPAMMは親元に出資をするわけではないありません。
MAMやPAMMでは自分の口座の資金を回すため、親元に持ち逃げされることはありませんのでご安心してください。
運用元によりロックされる期間がある業者もありますが、出金もあなた自身のタイミングで出金可能です。

そもそもMAMやPAMMは何の略?

MAMとPAMMは何かの暗号のような文字列に見えますが、実は略称になります。

MAMとは、Multi Account Managerの略となります。

一方で、PAMMとは、Percentage Allocation Management Moduleの略となります。

英語で書くとかなり長くなるので、MAM(マム)PAMM(パム)という名前で、トレーダーの間で呼ばれることが多いです。

MAMとPAMMの違い

MAMとPAMMはどちらも「マネージドアカウント」です。

どちらも他人に運用してもらう(発注指示をもらう)口座となりますが、両者には違いがあります。その違いは「取引履歴を見れるか見れないか」です。
詳しく解説していきましょう。

MAMは取引履歴を閲覧可能

まず、MAMは取引履歴を見ることができる「マネージドアカウント」です。そのため、そのトレーダーの 取引中のポジションや取引履歴を見ることが可能です。
投資家側としては、取引履歴や運用方法が見える化できるので、比較的透明性が出るというメリットがあります。

PAMMは取引履歴を見ることできない

一方で、取引方法が見られたくないトレード方法(例:ロジックをバラしたくないなど)の場合、MAMは採用されておらず、PAMMが採用されることがあります。

PAMMは取引履歴を見ることができず、増減だけを見ることができ、レーダーの運用を一切見ることができません。
PAMMは取引履歴を見れないため、中身が完全にブラックボックス化してしまうデメリットがあります。

これは個人的な意見ですが、PAMMで運用してもらう場合、相当信頼できるトレーダーや顔を合わせて話ができるトレーダーに依頼した方が無難です。
万が一、PAMM運用で資金が溶けた場合にトラブルの元になりかねないからです。

MAMやPAMMの図解

MAMとPAMMについて少し理解が深まったかと思います。
さらに理解を深めるために以下の画像をご覧ください。

子口座・親口座 MAM

この画像では、親口座との紐づけで子口座3つが紐づけられています。

親と子の関係を理解
  • 親口座→発注指示をする(トレーダー側)
  • 子口座→発注指示を受ける(あなた)

3つの子口座に対し、それぞれ20万円+30万円+50万円=100万円の残高が入っており、親口座であるトレーダーは資金100万円の範囲内で発注指示をすることができます。

例えば、親口座側が1ロット(10万通貨)を注文したとします。
一般的なMAMやPAMMでは、資金比率により、子口座で発注されるロット数が変わります。
1ロットが図解のように、それぞれの子口座にロットが配分され、エントリーされていきます。

子口座の残高によって注文ロットが変わることは念頭に置いておきましょう。

MAMとPAMMの運用や利益配分について

MAMやPAMM では、利確・損切り・パラメータの設定はあなたの口座ではできません。
そのような設定や判断は、紐づけされたトレーダー自身が行うことになります。

MAMやPAMMの利益の配分は、報酬比率は運用元により違いますが、成功報酬型となることが多いです。(もちろん違う場合もあるため事前に運用元に確認しておきましょう)
例えば、成功報酬を30%にしている場合、月の利益や年の利益に対し、約30%程度が運用するトレーダーに入り、約70%はあなたの元に入ります。
利益が出なかった場合(損失の場合)は、成功報酬が発生しません。(このような方式をハイウォーターマーク方式と呼びます)

運用するトレーダー自身も勝ち続けなければ利益が発生しません。投資家心理としては、損はしたくないので、月単位で負けているトレーダーには投資したくないという心理が働きます。
成績が出ていないトレーダーからは投資家も離れてしまうのは当たり前のことです。
そのため、もしMAMやPAMMを運用するのであれば、勝てるトレーダーを見つけて運用してもらうのがいいでしょう。

MAM、PAMMはWIN-WINになりやすい

MAM、PAMMは、両者にとってもWIN-WINになります。投資家側からすれば、余ったお金を運用するのはもったいないので、口座に眠っているお金を増やしてくれる可能性があります。また、自分でトレードをしなくて済むことも大きなメリットとなります。

一方で、運用トレーダー側からすれば、大きな資金を自分で用意しなくても取引ができ、成功報酬を取ることができます。勝てば勝つほど預ける資金は大きくなっていくので、得られる成功報酬は大きくなっていきます。

このように投資家側から見ても、トレーダー側から見ても、Win-WinになりやすいのがMAMやPAMMの特徴と言えます。

MAMやPAMMを運用する前に確認すべきこと

ここまで読んで「すぐMAMやPAMMを運用したい」と思った人もいるかと思います。実際に運用する前に注意してほしい点が3点あります。

絶対に注意したいこと
  • LPOA(限定委任状)をしっかり目を通すこと
  • 出金のタイミングと資金のロックアップ期間を確認すること
  • トレーダーのトレードスタイルの確認

以上3点の注意点を一つ一つ解説していきます。

LPOAにしっかりと目を通す

まず、MAMやPAMMを運用してもらうためには、ほとんどの場合、LPOAという契約書が発行されて署名するはずです。
LPOAとは、Limited Power of Attorneyの略で、「運用をトレーダーに委任するという書類になります。

英語で記載されていますが、注意点が多く記載されているので、必ず目を通すようにしてください。

出金するタイミングとロックアップ期間を理解する

よくトラブルになる点ですが、出金するタイミングとロックアップ期間は理解するようにしましょう。

ロックアップとは?

開始から一定期間は出金できない期間のことを言います。

運用委託するMAMやPAMMによっては、ポジションがないときにしか出金できないケースがあります。仮に出金申請できたとしても、現在持っているポジションを強制決済を行わないと、出金ができない場合も・・・
そのため、特定期間だけ資金をロックアップして、期間終了後に自由に出金ができるというルールを設けているトレーダーもいます。

どちらにせよ、運用する前の事前確認は必須と言えるでしょう。

トレードスタイルを確認しておく

最後に、トレードスタイルも確認しておきましょう。
例えば、運用するトレーダーがリスクを取って増やしていくというスタイルなのか、それとも、安全運用していくのか?などは把握しておくべきです。
また、スキャルピング系でナンピントレードを積極的に行っていくスタイルなのか、損小利大であまりポジションを持たないのか? など見るべきポイントはたくさんあります。

個人的な感想ですが、ナンピンで積み重ねていくトレードスタイルはトラブルになるケースが多い印象を受けます。
ナンピン系のMAMを何個か資金投入しましたが、どれも資金が溶けてしまったので、あまり良い印象を受けません。

しっかりと、損小利大ができるトレードスタイルのMAMやPAMMに資金を投入したいところです。

まとめ

MAM、PAMMについてまとめてみました。
どちらもマネージドアカウントと呼ばれる運用手法となりますが、両者には違いがありました。

  • MAMは取引履歴や取引中のポジションを見ることができる
  • PAMMは取引履歴や取引中のポジションを見ることができない。

勝率の高いMAM、PAMMに限りますが、裁量トレード・自動売買EAに続くポートフォリオとして、MAM・PAMMを組み込むのはアリです。
しかし、上述の注意点もしっかりと理解することは忘れないでください。

詐欺のようなMAMやPAMM業者もいるので、カモにされないようにしなければなりません。

そのためには、正しいものを見極めるチカラが必要になります。
出回っているMAMやPAMMの中には勝率の高いものもあるので、そういったMAMやPAMMは最高のパートナーになりえます。

ぜひこの記事を通して、MAMやPAMMの理解を深めて、導入を検討してみてはいかがでしょうか?