今年の日本のゴールデンウィークは過去にない10日間という長期休暇で、日本の金融機関も休業するという展開でした。
金融機関の休業中に、「円高が進み暴落するのではないか?」という噂があり、ポジションを持っている人はヒヤヒヤしたのではないでしょうか?
しかし、機関投資家の仕掛けではなく、まさかのトランプ大統領が5月5日にTwitterでツイートし、相場に影響が出る事態が発生しています。
そのため、月曜は各通貨で窓開けをする展開になり、ゴールデンウィーク最後の5月6日からの週は相場が荒れている状態が続いています。
目次
問題のトランプ大統領のツイート
5月5日にトランプ大統領は下記のようにツイートしました。
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1125069835044573186
要約すると、中国から2000億ドル相当の輸入品に対する関税率を10%→25%に引き上げると表明しました。
その結果、為替市場、株式会社は大荒れの展開になりました。
日曜なので為替市場はオープンしておらず、FX市場オープン時に窓開けが発生する事態になりました。
窓開けについては下記の記事を参照してください。
今回の窓開けの例
ポンド円は146.34円→145.50円くらいまでの窓開けが発生しました。
ドル円は111.1円→110.8円くらいまでの窓開けが発生しました。
ユーロドル、豪ドル円やユーロ円の各通貨でも窓開けが発生する事態に陥りました。
窓開け→窓埋めができない状態に・・・
通常、窓開けが発生した場合は窓を埋めにいく動きを見せることが多いです。
2019年5月9日の19:00現在、窓埋めができていない状態です。
例えば、ポンド円は146円台だったのが142円台に下落、ドル円は111円台→109円台に下落、豪ドル円は78円台→76円台まで下落中です。
いつかは下落が収まると思いますが、ロングポジションを持っているトレーダーのストップロスを巻き込んで下落が進んでいる印象です。
2019年はファンダメンタルで左右されている?
2019年はテクニカルな動きというよりもファンダメンタルで左右されている印象が非常に強いです。
各国の中央銀行総裁の要人発言はもちろん注視する必要はありますが、トランプ大統領クラスの発言(特にTwitter)からも目が離せない状態が続きます。
トレードを行う方は、安易なトレードを行わないようにした方が良いかもしれません。