FXでは様々な手法が存在しています。
ボリンジャーバンドを好んで使うトレーダーもいれば、ラインを引くだけで判断するトレーダーもいます。
様々なインジケーターの中で、移動平均線を全く使わないトレーダーはかなり少ないと推察されます。
複数の移動平均線の時間軸をずらすことにより「パーフェクトオーダー」という手法があり、パーフェクトオーダーは見た目的にも非常にわかりやすい手法のため人気があります。
今回の記事では、初心者でも使いやすいパーフェクトオーダーについて解説していきます。
目次
そもそも移動平均線とは?
移動平均線とは、過去〇期間においての値動きを平均化した線のことです。
トレーダーの中でも人気が高いインジケーターの一つで、これだけでトレードを行っている方も多いです。
よく移動平均線を「MA」と略して呼ばれることも多いので覚えておきましょう。
移動平均線については下記の記事でまとめています。
移動平均線のパーフェクトオーダーとは?
パーフェクトオーダーとは、直訳すると「完全な順番」という意味です。
移動平均線のパーフェクトオーダーは短期や中期、長期の移動平均線が交差せずに同じ方向に向くことを言います。
パーフェクトオーダーのイメージは下記画像を見ていただけるとわかりやすいかと思います。
移動平均線を設定するときは、単純移動平均線(SMA)よりも指数移動平均線(EMA)のほうが出現が速いのでオススメです。
移動平均線の足の本数は?
移動平均線の足は何本が良いのでしょうか?
多くは3本で「期間25、期間75、期間200」とされる方もいますが、あなたに使いやすい移動平均線の本数でよいかと思います。
基本的には本数が多いほど「ダマシが少ないが、パーフェクトオーダー形成に時間がかかる」そして、本数が少ないほど「ダマシが多いが、パーフェクトオーダー形成にかかる時間は短い」という特徴があります。
本数に答えはありませんが、私の場合は4本または5本の移動平均線でやっています。
オススメの時間足は?
基本的に長期の時間足がノイズが少ないです。
1分足、5分足はノイズが多いため、パーフェクトオーダーでエントリーする際は15分足以上の時間足でトレードすることをオススメします。
パーフェクトオーダーは順張りで使える手法
パーフェクトオーダーはトレンドフォロー型で、逆張りではなく順張りでエントリーをして利益をとっていく手法になります。
このパーフェクトオーダーが完成されたとき、移動平均線の向きにローソク足が伸びていく可能性が高いです。
上昇パーフェクトオーダーの価格が上昇するとき、すべての移動平均線の足が上の方向に向きます。
下降パーフェクトオーダーの価格が下落するとき、すべての移動平均線の足が下の方向に向きます。
パーフェクトオーダー形成したからといって安易にエントリーしない
パーフェクトオーダーが出現したからといって安易にエントリーしてはいけません。
理由はそのパーフェクトオーダーが「ダマシ」である可能性も高いからです。
パーフェクトオーダーでエントリーをする場合は、レジサポラインを引いてそれを超えてからエントリーをする、といった基準を決めてエントリーしたほうが良いです。
短い時間足でエントリーをする場合も長い時間足で見ながらエントリーをするか、しっかりとラインを引いて判断してからエントリーしましょう。