移動平均線はメジャーなテクニカル分析です。
移動平均線はFXだけでなく、株や先物でも使われる有名なインジケーターになり、トレーダーの中で最も使われているインジケーターの一つで、英語圏では「Moving Average 通称:MA」として使われています。
様々なインジケーターを表示するトレーダーもいますが、移動平均線だけで利益を上げ続ける凄腕トレーダーもいるくらい移動平均線は有用なインジケーターです。
今回は移動平均線のことを詳しく知りたい方向けに、有名インジケーターの一つである移動平均線の特徴とMT4での使い方について解説していきます。
目次
移動平均線とは?
移動平均線とは、過去〇期間においての値動きの平均を表した線になります。
〇期間はご自身で設定ができます。
例えば、「20」と設定すれば20日間においての移動平均線が表示されます。
チャート上に上記のような線で表示されていきます。
〇期間の設定は?
トレーダーの中には移動平均線の「〇期間」のみの設定、「△期間」のみの設定、「〇期間と△期間のダブル設定」の設定でやっている、とバラバラです。
1本だけ表示するトレーダーもいれば、6本表示するトレーダーもいます。
実は期間の設定は基本的に何でも良いのです。
あなたが使いやすい移動平均線の期間設定を見つける必要があります。
しかし、一つの目安として「短期、中期、長期の3つの線」で表示することが多いです。
【移動平均線の期間設定の一例】
短期:期間設定が5または10または20または25
中期:期間設定が40または50または75
長期:期間設定が100または200または320※上記はあくまでも一例です。
例えば下記画像では20(赤)、50(水色)、100(黄色)の3つの線を表してみるとこのように表示されます。
移動平均線は種類がある
一見すると、同じ形に見えますが、実は移動平均線には種類があります。
具体的には、下記の3つになります。
単純移動平均線(SMA)
指数移動平均線(EMA)
加重移動平均線(WMA)
この中でFXトレーダーの中でよく使われるのは、単純移動平均線と指数移動平均線の2つで、あまり加重移動平均線は使われません。
実際にMT4上に20期間のSMA(赤)、EMA(水色)、WMA(黄色)を表示してみました。
同じ期間なのにここまで表示が変わります。
移動平均線の違いは?
単純移動平均線(SMA)と指数移動平均線(EMA)の違いは、移動平均線の出現の速さの違いです。
単純移動平均線は「過去の〇期間におけるレートの平均値」となります。
しかし、単純移動平均線は短期間で大きく動いた時に反応が遅く、注文しようとした時に動き終わっているということが多々あります。
そのデメリットを消したのが、指数移動平均線(EMA)になります。
指数移動平均線(EMA)は単純移動平均線(SMA)よりも出現が速いので、EMAを使用するのをおススメします。
しかし、指数移動平均線にもデメリットがあります。
出現の速さが売りのため、直近を重視するため少しダマシが多くなるため、ご注意ください。
MT4の移動平均線(MA)の表示方法
MT4移動平均線の表示方法は簡単に行うことができます。
MT4のナビゲータを見ると、「インディケーター」→「トレンド」→「Moving Average」をダブルクリックしていください。
移動平均線のパラメータを設定します。
「期間」はお好きな期間を設定してください。
例えば、20と入力すれば「20日間」の期間になります。
移動平均の種別は「Simple(単純移動平均線)」か「Expontential(指数移動平均線)」を選択します。
出現の速さからExpontentialをおススメします。
色はお好きな色を設定し、「OK」をクリックします。
そうすると、移動平均線がMT4上に出現します。
他の期間を設定したい場合は、同じ手順で出すことができます。
追記:移動平均線を使った手法は?
移動平均線を使った手法でおすすめなのは、パーフェクトオーダーという手法です。
パーフェクトオーダーについては下記にまとめています。
まとめ
移動平均線について解説させていただきました。
移動平均線は様々なFXトレーダーに使われる万能インジケーターなので、使ったことがない方はぜひ使ってみてください。
きっとあなたのFXトレードを助けてくれるに違いありません。
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