年末のトレードを終えると、トレーダーにとって大変なイベントの一つ「確定申告」が始まります。
そう、海外FX業者でトレードして得た利益は確定申告しなければなりません。
- 国内FX業者と違い、取引報告書はどこにあるか分からない人
- MT4/MT5から年間取引報告書をダウンロードできると聞いたが、やり方がわからない人
海外FXトレーダーの口座で利益を得た後、確定申告をする際に上記のような悩みや疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、MT4/MT5から年間取引報告書を出力する手順について解説します。
目次
MT4/MT5での年間取引報告書の概要
海外FX業者で利益を得た後に確定申告をする場合、利益額を書面で明らかにするよう求められることがあります。
この場合、その年の総損益をまとめた書類が「年間取引報告書」になります。
年間取引報告書は確定申告書の添付書類として税務署に提出されます。
複数のFX業者を利用している場合は、利益を合計して所得金額を確定するために、それぞれのFX業者について年間取引報告書を作成する必要があります。
ここでは、海外FX業者の年間取引報告書の入手方法について説明します。
例として、取引プラットフォーム「Meta Trader 4(MT4)」を使って出力する方法を説明します。
これは、XM、GEMFOREXを含む多くの海外FX業者が汎用性の高いMT4/MT5を使用しているためです。
以下の4つのステップを踏んで出力してください。
- MT4を起動する
- 口座履歴を選択
- 期間を設定する
- レポートをダウンロード
実際の年間取引報告書の出力方法
はじめての方でも簡単に年間取引報告書を出力できるよう、実際の操作画面を使って説明します。
MT4/MT5で年間取引報告書を出力するには、通常のFX取引の準備と同様にMT4を起動し、対象口座にログインしてください。
そして、ログイン後、ターミナルを表示します。
ターミナルを表示するには、ツールバーのアイコンを選択するか、メニューバーから「表示(V)」をクリックします。
ターミナル内の「口座履歴」タブをクリックすると、デフォルトで当日の取引履歴が表示されます。
「口座履歴」ウィンドウで右クリックします。
上から4番目の項目「カスタム設定期間」をクリックし、年間取引報告書を作成する期間を選択します。
例えば、開始日を2022年1月1日、終了日を2022年12月31日に設定し、「OK」をクリックします。
すると、設定した期間の履歴が表示されますので、間違いがないか再確認してください。
アカウント履歴で期間などを確認したら、「アカウント履歴」ウィンドウで右クリックします。
次に、上から5番目の項目「レポートを保存」をクリックします。
名前を付けて保存」ウィンドウから、保存先を選択し、「保存」をクリックすると、取引報告書がダウンロードされます。
このとき、ファイル名を変更することが可能なので、必要に応じて変更してください。
まとめ
今回は、確定申告の際に必要となる年間取引報告書をMT4/MT5から出力する手順について解説しました。
MT4/MT5があれば誰でも簡単に年間取引報告書を出力することができますが、以下の記事では実際の税率などについて説明しているのでご参照ください。