2019年8月2日、Axiory(アキシオリー)からメールが入りました。
メインバンクをユニオン銀行からドーハ銀行へ切り替えた、という内容のメールで正直驚きました。
今回は、Axioryがメインバンクを切り替えるに至ったその経緯について解説していきます。

目次

Axiory側からのメール本文

Axioryのメールは以下となります。

お客様各位
平素より大変お世話になっております。
本日、弊社のメイン銀行をユニオン銀行からドーハ銀行へ変更いたしましたことご報告いたします。
これに伴い、お客様の信託保全先もドーハ銀行へ変更となりました。
常にお客様の資金の安全性を第一に考え、ペイメントに関するビジネスパートナーとの提携について、厳格なリスクマネージメントに基づいた精密な調査を行っております。

[ドーハ銀行につきまして]
弊社は現在GCC加盟国への進出に取り組んでおります。
ドバイはヨーロッパとアジアを結ぶ非常に素晴らしいロケーションに位置しており、全てのお客様の入出金に関わる要望にお応えするべく、ドバイにあるドーハ銀行を当面の間メイン銀行として利用することにいたしました。
これに伴い海外銀行送金での入出金による送金速度の向上に繋げたく存じます。

[ユニオン銀行につきまして]
ユニオン銀行を通じての海外銀行送金での入出金につきまして、非常に時間がかかる等、ご不便をおかけしている状態が続いておりますため、状況の調査をしております。
できる限りスムーズに入出金して頂けますよう、今回の決定に至りました。
今後もクレジットカード(VISA・JCB)、国内銀行送金byCurfex、海外銀行送金、Sticpayやビットコイン等をよりスムーズにご利用頂けますようシステムの向上と、更に新しいペイメントシステムの導入を図っていきたいと考えております。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
お問合せ先;jpsupport@axiory.com
今後ともAxioryをよろしくお願い申し上げます。

なぜメインバンクを切り替えた?

Axiory側の声明を見ると、ユニオン銀行が入出金に時間がかかってしまうということでユーザーに迷惑をかけている、という理由からメインバンクをドーハ銀行に切り替えるとのことです。
Axioryはユニオン銀行とドーハ銀行の2社と提携を開始したばかりでしたが、今後はドーハ銀行にユーザーの資金を保全していくという流れになるみたいです。

私はAxioryを利用していませんが、確かに入出金が遅いという話を聞いたことがあり、それに伴いAxioryから他のFX業者に切り替えている人も多いと聞いていたので、朗報といえるでしょう。

実際に、海外で入出金が遅いというのは致命的です。
メインバンクを切り替えることにより入出金のスピードが改善できるのであれば、ユーザーは喜ぶと思います。

とはいえAxioryは2月にメインバンクを切り替えたばかり

しかしながら、Axioryは本年2月にSpartkasse銀行からメインバンクを切り替えたばかりでした。
Spartkasse銀行が欧州圏外での金融サービスの廃止をするという理由からでしたが、何度もメインバンクを切り替えられたら、ユーザー側は不審に思うのが通常です。
メインでAxioryを利用している人にとって、今回の件が良い方向に行けばよいですが、少しばかり不安が残るのも事実ですね。

以前のメインバンクを切り替えした際の記事はこちらにまとめています。
経緯を知りたい方は下記をご覧頂ければ嬉しいです。

Axiory(アキシオリー)がメインバンク切り替えを受けてBitwalletとの提携解除へ