トレール注文とは、持っているポジションが含み益がある状態で、損切りラインを自動的に上げて利益を伸ばしていく注文方法のことで、別名:トレーリング・ストップ(T/S)注文と呼ばれます。
実はMT4(Metatrader4)でもこのトレール注文を行うことが可能なことを知らない方も多いです。
トレール注文をマスターすると、利益を追求していくことができるので、理想的な損小利大(損が少なく・利益が大きい)トレードができるのでぜひやり方を覚えておきたいところです。
今回は、トレール注文を詳しく知りたい方向けに「トレール注文の特徴」と「MT4でのトレール注文方法」について解説いたします。
目次
トレール注文の特徴
トレール注文は、トレンドが出ている相場で有効な手法です。
例えば、ドル円(USDJPY)にトレンドが出ており買い(LONG)方向に進んでいる時に買い注文を入れていたとします。
どこまで利益が伸びるかはわからないですが、ずっと見ているのが大変な時は一つの手法としてトレール注文をオススメします。
トレール注文を入れておくと、利益に応じ、予め設定した損切りラインを自動的に変更してくれるからです。
トレール注文は下記のようなイメージになります。
トレール注文はスマホMT4でできる?
結論から言うと、トレール注文はスマホMT4で行うことができません。
そのため、PCのMT4でしか行うことができない注文方法になります。
再現するとすれば、一度入れたポジションを常時見ながら損切り幅を変えていく手法が近いのかなと思います。
スマホMT4での注文変更の動画はこちらになるので、操作方法がわからない方はこちらをご覧ください。
MT4でのトレール注文の方法
MT4で注文を行うと、MT4下部の「取引」タブに取引中のポジションがあります。
含み益があるポジションを右クリックすると、→トレイリング・ストップ→お好きなポイント or カスタム設定を選ぶとトレール注文を行うことができます。
ここでいうポイントとは、pips幅の設定になるのですが、pipsと表記が違うのでご注意ください。
15ポイント→1.5pips
20ポイント→2.0pips
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50ポイント→5.0pips
といった形で覚えていただければと思います。
カスタム設定は任意のpipsを設定することができます。
0.1pips単位で設定することも可能なので細かい設定をしたい方はこちらを使用してください。
pipsについてはこちらの記事にまとめています。
【2020年4月更新】FXでよく見る「pips(ピプス)」とは?100pips取るといくらの利益?<Pipsの計算方法>
トレール注文のデメリット
万能に見えるトレール注文ですが、実は注意点もあります。
トレール注文は、相場のダマシの動きにひっかかることがある点です。
相場は右肩上がり、右肩下がりにきれいにいくわけではなく、必ず波を作りながら相場は作られていきます。
その時にダマシの動きというのももちろんあるので、トレール注文の損切りラインに引っかかることもあり、結果的に成行決済で行えば良かったという時もあります。
ご自身のトレードスタイルに合わせて行ってくださいね。
さいごに
今回はトレール注文について説明しました。
トレール注文はスマホMT4ではできないですが、それでも裏技があり、VPS上にMT4入れてリモート接続をして見るという方法です。
個人的にはVPSにMT4を入れておいて裁量トレードをするのはありだと思っています。
その理由は、VPS上のMT4に入れたカスタムインジケーターもスマホで見ることができるので、外出したときも楽に見ることができるからです。
専業トレーダーのように張り付くことができない方は、VPSを使ったやり方も検討してみてはいかがでしょうか?
VPSはお名前.comがオススメです。