2019年2月11日(月)、電子決済サイトであるBitwallet(ビットウォレット)からメールが届きました。
海外FXブローカーであるAxiory(アキシオリー)との提携を解除し、2月末で終了するとのことです。
Axioryは日本人向けに勢力を拡大してきた海外FXブローカーという印象がありましたが、どのような原因でこのよな事態になっているのでしょうか?
今回はBitwalletからのメールを中心に解説していきたいと思います。

目次

2019年2月11日にbitwalletからメールが届く

ビットウォレットから来たメールの件名は衝撃的でした。
「【注意喚起】AxioryGlobal社との契約解除について」

お客様各位
【注意喚起】AxioryGlobal社との契約解除について
日頃より、bitwalletをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、当社は、2019年2月28日 24:00(シンガポール時間)を以て、Axiory Global社(Belize)への、決済及びウォレットの提供を全面的に中止いたします。
同社は、2018年12月、これまでのメインバンクであったSparkasseから銀行取引停止処分を受けたことを確認しており、2019年2月現在、お客様への返金手段は非常に限られていると見受けられます。
当社(bitwallet)をご利用になりAxiory社へ入金したお客様は、お客自身の資産保全のため、早急にお引き出しいただく事を強くおすすめいたします。
ご利用中のお客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、早期の対応を重ねてお願いいたします。
AxioryGlobal社との契約解除に関するご質問等は、サポートデスクまでお問合せください。

Axioryはメインバンクから銀行停止処分を受けている?

Axiory(アキシオリー)は12月にメインバンクから銀行停止処分を受けています。
この内容は、かなり衝撃的な内容ですね・・・
しかし、Axioryは本当に銀行停止処分を受けているのでしょうか?疑問が生まれます。

bitwalletとAxioryの提携は2月末まで

BitlwalletはAxioryとの提携を2月末で解除すると申し出ています。
急なお知らせですが、猶予は2週間少しとなりますので、必ず期限内に出金手続きを行うようにしてください。

追記:Axioryから公式発表がありました(2019年2月11日21時ごろ)

ついにAxioryから公式発表がありました。
リヒテンシュタインとドバイとの銀行取引を開始するようです。
以下のメールがAxiory側からの公式発表となります。

お客様各位
新提携銀行のお知らせ
平素は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
この度、リヒテンシュタイン公国にございますユニオン銀行 (スイス管轄下)、ならびにドバイにございますDoha銀行との提携を開始いたしました。
リヒテンシュタイン公国は、信用格付け会社世界最大手の一つ、スタンダード&プアーズ社の格付けにおいても、最高位のトリプルA「AAA」の評価を受けている国です。

この度のユニオン銀行との提携に伴い、自動ID認証システムJumioを導入する運びとなりました。ご入金額に応じて、順次お客様にご登録の案内を、お送りさせて頂いております。また、お客様への感謝として薄謝ではございますが、ボーナスについてもご案内させていただいておりますので、お受け取りになられましたらぜひご一読いただき、Jumioのご登録をお願いいたします。

Jumioのご登録を頂けました後、お客様の資金はユニオン銀行にて保全されます。
お客様の大切な資金を、世界で最も高い格付けのリヒテンシュタイン公国下の、セキュリティーの高い銀行下にて保全させていただく運びとなります。 お客様がトレーディング口座に資金をお送りされる機会を失うことは決してございませんのでご安心ください。

現在、弊社ではお客様がよりシンプルに、スムーズに、そして安全に資金をお送り頂けますよう、入出金手段を提供する複数の会社と契約済みでございます。
これらは、弊社が重視しております、コンプライアンスの観点に適った入出金方法となります。
今月末までには、お客様がより効率的に資金移動が行えますよう、複数の入出金方法を兼ね備えた決済会社や、国内銀行送金が可能なペイメントサービスの導入も発表予定です。

2011年より市場参入したAxioryですが、お客様にハイスタンダードなサービスをこれまでも、そしてこれからも提供して参ります。 今月、お客様にはペイメントサービスを含め大幅な刷新の発表をいたしますので乞うご期待ください!

Bitwallet社との提携の終了につきまして

Bitwallet社からの「AxioryGlobal社との契約解除について」なるニュースレターをお受け取りになり、弊社へもお問い合わせを頂いております。 弊社は、Bitwallet社との業務提携を2019年2月28日をもって終了いたします。

ですが、Bitwallet社によるニュースレターにございます
「2018年12月、これまでのメインバンクであったSparkasseから銀行取引停止処分を受けたことを確認しており、2019年2月現在、お客様への返金手段は非常に限られていると見受けられます。」つきまして、情報の正確性を欠くものでございます。

昨年末に、Sparkasse銀行がユーロ圏外の金融機関へのサービスの終了したこと(Sparkasse銀行はこの決定を公表しております。)に伴い、業務提携を円滑に終了いたしました。
銀行取引停止処分等は受けておりません。

私たちAxioryは、最も正確な情報を、お客様に最善と判断したタイミングにて提供すべく日々努めております。
また、Axioryは本年、2019年に新時代へと進むべく準備を進めており、近日中にお客様へ公表いたします。

お客様に、お気に召していただけるものと確信しております。

AXIORYグループは、今後もお客さまのご要望にお応えすべく、透明性の高いサービスを提供できるよう取り組みます。
今後ともAXIORYを宜しくお願いたします。

追記:Sparkasseの実際のニュース記事を見つけました

Axioryの以前のメインバンクのSparkasseの記事を見つけました。
こちらの記事は英訳ですが、

Sparkasse has decided to restrict non-euro payments to certain sectors, the bank’s chief risk officer, Dominic Fisher, confirmed.

とある通り、非ヨーロッパ(ユーロ圏外)のファイナンス事業を終了する記載されていますので、これを見ると、bitwallet側の発表が間違っている可能性もある風に見受けられます。

3月追記:Axioryが新サービスのHPを発表

Axioryが新サービスを発表しました。
Jumio認証、スプレッドの改善、新入出金方法等、以前より良いサービスを提供することになりました。
新サービスのまとめは公式サイトにありますので、ご参照ください。

まとめ

以上がBitwalletから来たメールの内容とAxiory側からの発表になります。
Axiory側の発表を見るとBitwallet側の内容は「情報性を欠く」と意見していますが、Bitwallet側はAxioryは信用に値しないから取引を中止しているとも取れます。
どちらの言い分が正しいかは分かりかねますが、なんにせよ、bitwallet経由でAxioryに入金したお金については、出金手続きをしていただくようお願いいたします。

その後、お金をそのまま入れておくのか、新たに入金をしてトレードをするのかは、自己責任でお願いいたします。

Axioryがユニオン銀行からドーハ銀行にメインバンクを切り替えを行ったとのことです。
下記記事にまとめています。

Axiory(アキシオリー)がメインバンクをドーハ銀行に切り替えした模様