FXでは様々は要人発言があります。要人発言があったときは相場が急に動くことがあり、持っているポジションの反対方向に動いたときには大損に・・・
なんてことがならないようにこのページでは重要な「要人発言」を抑えていきたいと思います。
目次
FXで要人発言は相場に影響するの?
結論から申し上げると要人発言があった場合は相場が「動き」ます。要人の何気ない一言により相場が一変したりしますし、国際情勢が一変するようなニュースがあった場合も相場が動きます。
トレーダーとしては常に要人発言には気を配らなければいけません。「全ての答えはチャート上にある」とよく言われますが、このようなファンダメンタル的要素も必ず抑えておきましょう。
そもそも「要人」って?
「要人」とは、各国中央銀行のトップ、金融政策当局の代表者のことを指します。
アメリカの最高機関であるFRB(米連邦準備制度理事会)議長が一番影響力が高く、ECB(欧州中央銀行)総裁、アメリカ財務長官、BOE(イギリス中央銀行)総裁、日本銀行総裁 等も発言の影響力があります。
最近ではECB議長のドラギさんが発言するときが日本時間の夜なのでSEKAI NO OWARIの楽曲「Dragon night」を文字って「ドラギナイト」とSNS上では騒がれていたりします笑
要人発言影響度ランキング
やはりFRB議長の発言が大きく相場を動かします。
過去にはドル円が10円以上下落、FRB議長発言は特に注意!
2013年にはドル円相場が10円以上下がる出来事がありました。当時のFRB議長であるバーナンキ議長が「今後、政策会合を経て量的金融緩和政策規模を段階的に縮小していく」と発言した結果、ドル円が10円以上下がりました。
と、同時に新興国の通貨や株式からの資金が大量に流出し、世界経済を震撼させた出来事が実際に起こったのは記憶に新しいです。
そのくらい、要人発言はインパクトがあるのですね。
他にも注意すべき発言は「金融政策の運営方針」
金融政策の運営方針のコメントがあった場合、相場が大きく動く場合があります。
特に注意すべきはFOMC(連邦公開市場委員会)やECB理事会での要人発言は特に注意です。
相場を大きく動かす要因になりえますのでご注意を!
また、アメリカの雇用統計発表時に大きく動きますので雇用統計に関する要人発言も注意が必要です。
- FOMC・・・年に8回(基本的に6週間ごとの火曜日)
- アメリカ雇用統計・・・毎月第一金曜日
各国の大統領・首相の発言にも注目!
各国のトップの発言も相場に影響します。
特に気をつけなければいけないのはアメリカ大統領であるトランプ大統領の発言。
少し発言しただけでも相場が変わったりします。大統領になった直後は急激な円安になりました。ニュースを賑わす「トランプ砲」が炸裂することはよくあり、最近では関税を大きくかけるといったニュースもありました。
そして、アメリカと仲が良ろしくないロシアのプーチン大統領の発言も相場に影響します。他には急に外交的になった北朝鮮の金正恩総書記の動向も相場を大きく撹乱していくことでしょう。
各国トップの発言には目が離せませんね!
まとめ
FXトレードを行う場合、要人発言に目を向けることは非常に大事になります。日々のささいなニュースからも相場が一変することもありますので、各トップが発言する日を抑えて相場を見ていきましょう。
また、自動売買EAを使用してトレードする人は、要人発言で大きく動く予想があるときには自動売買EAをの自動売買機能を止めたほうが勝率が上がると思います。
うまい使い方をして資産運用していきましょう!