FXトレードをしていると難しい単語に出くわすことがあります。その中の一つに「ベージュブック」という単語があります。
今回の記事では、ベージュブックについて解説していきたいと思います。
目次
ベージュブックとは?
ベージュブック(Beige Book)とは地区連銀経済報告(Summary of Commentary on Current Economic Condetions by Federal Reserve District)のことです。
簡単に言うと、アメリカ合衆国の12地区の連邦準備銀行(FRB)がまとめた各地区の経済状況を報告する文書のことです。
FRBが12地区の銀行をまとめる「銀行の銀行」という立場になります。(日本で言うと日本銀行のようなイメージです)
Q
アメリカの12地区はどこ?
A
具体的には以下の12地区を指します。
- ボストン
- ニューヨーク
- フィラデルフィア
- クリーブランド
- リッチモンド
- アトランタ
- シカゴ
- セントルイス
- ミネアポリス
- カンザスシティ
- ダラス
- サンフランシスコ
ベージュブックはどのような影響を為替に与える?
ベージュブックはFOMCの討議資料とされており、通常は前回のFOMC以降の全米の経済情勢の総合判断を行います。
FOMCとは?
FOMCとは、アメリカの連邦公開市場委員会のことで、年に8回行われる金融政策を決定する大変重要なイベントです。
FOMCの発表後は為替が大きく動くので、為替からは目を離さないようにしなければなりません。
FOMCについては以下の記事も書いています。
ベージュブックはFOMC以上の動きはないのが通例ですが、アメリカの経済状況を示している資料です。
そのため、株式や債券価格などの相場に大きな影響を与えることがあります。
まとめ
ベージュブックはアメリカの経済状況についてまとまっている資料です。
株主や債券など様々な影響を及ぼす可能性があるため、FOMCの声明と合わせて注意を払うのが良いです。
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