1月3日に円通貨が異常に買われた「1.3ショック」が発生しました。
ドル円は109円→104円近くまで一気に暴落し、ユーロ円、ポンド円も軒並み大暴落していました。
私もたまたまその時にチャートを見ていましたが、10分程度で円通貨が急激に買われあれよあれよと大暴落。
日本人は円の通貨ペアを持つトレーダーが非常に多いので、大損害を被ったトレーダーは多々いることが報告されています。
今回はそんな「1.3ショック」について解説したいと思います。
目次
1.3ショックはなぜ発生したのか?
1.3ショックが発生した1月3日は、日本市場はお休みです。
日本市場がお休み=取引量が通常より少ないということになります。
その商いが薄い時を狙い、ヘッジファンドが円通貨を円高に仕掛け、ロスカットを巻き込み急激に暴落をしてしまいました。
ヘッジファンドの読みが、完全に功を奏してしまった形となりました。
他にもAppleの下方修正によるショックで株価が暴落、アルゴリズム取引による円買いの加速等が言われています。
ドル円の暴落(109円→104円近くまで)
ユーロ円の暴落(124円→119円近くまで)
これはあくまでも円通貨ペアの一例ですが、ここまでの暴落を記録しています。
ロイターの報告によると、2009年以来で最大の変動幅を記録しています。
リーマンショック級だったということですね・・・恐ろしい・・・
ロングを入れていた人は阿鼻叫喚
ロング(買いポジション)を持っている人は、強制ロスカット、追証を食らってしまった人も多かったようです。
有名なFX系youtuberにJINさんがいますが、3000万円ほど失ったみたいです。
ロスカットが間に合えば良いですが、国内FXブローカーでロスカットが間に合わず追証になったら本当に怖いですね。
多少税金が高くとも、やはり海外FXブローカーのほうが安心だったりします。
ロスカットについて理解を深めたい方は、こちらの記事を参照ください↓
ショートを入れていたトレーダーはお年玉に
ショートを入れていたトレーダーは爆益にもなったみたいです。
予想してショートを入れていたトレーダーは、非常にすごいです。
この暴落で2015年制作の映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を思い出しました。
この映画はリーマンショックが発生した時に、世界経済の破綻を予見し、逆に4000億円という大きな利益を取っていくという実話に基づいた物語です。
今回の暴落も投資家によっては予見していたトレーダーもいます。
ちなみに英語名は「The Big Short」つまり、大暴落という意味ですね。
この映画は、投資としてもビジネスとしても、先見の明を持つことの大切さを指南してくれています。
話は難しいですが、ストーリーだけでも見ていただければ面白いと思います。
やはりクリスマス~年末年始は取引しないほうが良し
クリスマス~年末年始にかけては、薄商いとなるので、ヘッジファンドに狙われやすいです。
そのため、テクニカル通りに動かなかったり、セオリーを無視した動きをするのでこの時期は、やはりトレードをお休みすることが大事になります。
この暴落から我々が得たい教訓は、「休むも相場」、「人と同じことをしていてはだめ」という2つのことかなぁと思います。
先人からの格言もしっかり受け止めて、2019年最良のトレードに望みたいですね!