あなたは「レバレッジ」という言葉を聞いたことありますか?
レバレッジは、FXの世界や不動産投資等の金融界隈では普通に使われる言葉になります。
結論から言うと、FXではレバレッジをかけないと資金効率が悪くなるため、レバレッジをかけた取引をすべきです。
そのため、トレードを有利に進めるにはレバレッジという概念をしっかりと理解する必要があります。
本記事では、FX初心者の方に向けて、「レバレッジ」について解説していきます。

目次

FXにおけるレバレッジとは?

FXではFX証券会社に対し「証拠金」を預けることで取引(トレード)をすることができます。
そもそもレバレッジとは、いわゆる「てこ」(てこの原理の「てこ」)と呼ばれるもので、通常はレバレッジ〇〇倍のような表記で表します。
後述しますが、レバレッジをかけない場合は、資金効率が悪くなるため、FXではレバレッジをかけて取引するのが一般的です。
また、レバレッジをかけることが「悪」ではありません。
むしろレバレッジをかけないとかなりの証拠金が必要になるため、FXは単なる金持ちのマネーゲームになってしまいます。

証拠金について理解を深めたい方は下記の記事をご覧ください。

FXの証拠金とは?<有効・余剰・維持率の違いと「計算方法」について解説>【2019年4月更新】

通常の経済活動でもレバレッジを効かせている

実際の生活を例にとってみます。
例えば、企業は銀行から借金を借り入れて大きいビジネスを行います。
また、不動産投資家は不動産を借りるために自分のお金だけでなく、銀行からの借り入れでより収益が出る物件を購入したりします。
これも一種の「レバレッジ」です。
レバレッジを取り入れることは通常の経済活動でも行われています。
それはFXの取引に関しても同じことが言えます。

レバレッジを利かすと小資金で大きな運用をすることができる

レバレッジを効かせる意味なんてあるの?と、あなたにもそんな疑問が生まれるかもしれません。
結論から言うと、レバレッジを効かせる意味は大いにあります。
その理由は「資金効率」が良くなるからです。
例えば、10万円の資金に対し、100倍のレバレッジで回す口座があった場合、実質1000万円分の取引を行うことができます。
以下が100倍のレバレッジをかけた場合の画像になります。

このようにFXの場合はレバレッジがあることにより大きな取引ができるようになり、少ない資金で大きな利益を出すことが可能になります。
自分が予想する方向と逆に動いてしまった場合はどうなるでしょうか?
もちろん損失が大きくなりますので、レバレッジとうまく付き合うことが大事になりますね。

レバレッジに合わせて覚えてほしい言葉が「ロット」です。
ロットについては下記の記事でまとめています。

海外FX、国内FXでよく聞く取引単位の「ロット」「枚」とは? わかりやすく解説!

日本のFX業者だとレバレッジ最大25倍までの規制が

以前の日本はレバレッジの規制がなく、400倍のレバレッジ等のハイレバレッジで回せるFX会社も存在していました。
しかし、2008年にリーマンショックを契機に世界大恐慌が発生。
バレッジを効かせてトレードを行っていたトレーダーが預けている証拠金以上の大きなマイナスを背負うことになり、社会問題となりました。
(ちなみに大不況の年になると自殺者が増え、この年の自殺者は例年より多かったです。)

「行き過ぎたレバレッジは危険である」と判断した金融庁は日本国内のFX業者に対し、レバレッジを規制することになりました。
2010年にレバレッジが最大50倍、2011年にはレバレッジが最大25倍となってしまいました。
ちなみに、最近では金融庁が日本のFX業者に対し最大レバレッジを10倍までの規制を考えているとのことです。

このような一連の動きがあり、有力トレーダー達はレバレッジ規制のない海外FX業者に主戦場を移すことになりました。

日本のFX証券会社がレバレッジを25倍までにしている理由

国内FXや海外FXでも同様の考え方をしますが、預けた証拠金を維持する「証拠金維持率」というのがあります。
証拠金維持率はFX業者により違いますが、その証拠金維持率が規定以下を下回ると、証拠金を維持をするために証拠金を追加してくださいという「追加証拠金(通称:追証「おいしょう」)」を口座に入金しなければいけません。
期間内に追証が払えないと強制決済されます。
その際、急激な為替変動により預けた証拠金以上のマイナスに転じることがあります。
実は国内FX業者ではゼロよりマイナスになった分も必ず「返済」しなければいけない決まりになっています。
この追証を支払わないと最悪の場合、財産の差し押さえなどの処分があります。
海外FXでは「追証なし」のためレバレッジを高く設定できますが、日本では「追証あり」のためレバレッジを25倍までに規制せざるを得ないのです。

私の知る限り、日本のFX会社で「追証なし」の会社はないはずです。

海外FX業者は基本的にレバレッジの規制はない

EU圏内の国では日本と同様にレバレッジ規制がありますが、レバレッジ規制のない国で金融ライセンスを取得している海外FX業者も存在します。
そのようなFX業者では100倍以上のハイレバレッジを提供しているため、小資金から取引を行うことができます。
そして、海外FX業者では「追証なし」が通常のため、損失を気にせず取引することが可能です。

ちなみに、XMのようなFX業者は世界的に見ても規模が大きく、ハイレバレッジを提供する出金拒否のない優良FX業者の一社になります。
海外FX初心者の方にもオススメするブローカーです。
XMの特徴は下記記事で執筆しています。

XMの評判と口座スペックについて公正にジャッジしてみた!<初心者・口座開設者必見!>

まとめ

今回は一見するとわかりづらいレバレッジについてまとめました。
レバレッジは少ない金額で大きい金額を運用することができますので、うまく使えば最強の武器になり、レバレッジとうまく付きあうことで効率よく資金を増加させることができます。
日本のFX証券会社ではなく、海外FX証券会社をおすすめする理由は

①少ない資金でもハイレバレッジで回すことができる
②「追証なし」の会社がほとんどである

以上2つの理由からから海外FX業者をおすすめしています。
あなたにあったFX業者を見つけてください。