年金は今後ほとんどもらえない、老後を生き抜くためには2,000万円以上の蓄えが必要・・・そのようなネガティブなニュースが多い昨今。最近は特に肌で感じますが、2019年になってからより資産運用や投資のことをより考えるようになった人が増えたと思います。
このままでいけないと一念発起し、資産運用の一つとしてFX(為替証拠金取引)を選択される人も多くなってきました。しかし、FXは独特の難しい用語やルールが多く、そこで挫折してしまう人も少なからずいることは事実。
そこで、今回の記事では、FXを始めたいけど何から着手すればよいか分からない人、FXの用語やルールの理解を深めたい人向けに、FXを始める前に知っておきたいことを解説していきます。そして、今まで執筆したおすすめ記事をそれぞれの項目ごとに紹介していきます。
目次
FXの仕組み
FXはForex Exchangeの略であり、「為替証拠金取引」を意味します。FXでは運用したい資金をFX業者の口座に入金し、取引(トレード)を行います。FXのトレードは基本的に以下の2つしかありません。
- 現在の価格よりも高くなると予想して利益を得る(いわゆる「買い」)
- 現在の価格よりも安くなると予想して利益を得る(いわゆる「売り」)
FXは予想さえあえば、価格が上がっても、下がっても利益を出すことが可能です。つまり、 買い注文を行えば、価格が上昇すればするほど利益を出すことができ、売り注文を行えば、価格が下落すればするほど利益を出すことができます。
価格が下落しても利益を得ることができる・・・このことが一般的に理解され辛い部分です。株式投資でいう「空売り」と同じような原理ですね。
FXには金利差で儲ける方法も
通貨ごとに金利が違うため、FX金利差で利益を出すことも可能です。この金利差をスワップ金利と呼びますが、その通貨を持ち続けるだけで金利を得ることができます。
以下の記事ではスワップポイントを狙った取引について解説しています。
FXは「レバレッジ」という概念がある
FX独特の概念ですが、レバレッジというものを使って取引することができます。FXではFX証券会社に対し「証拠金」を預けることで取引(トレード)をすることができますが、その際にレバレッジをかけて取引を行います。
レバレッジとは、いわゆる「てこ」(てこの原理の「てこ」)と呼ばれるもので、通常はレバレッジ〇〇倍のような表記で表し、 レバレッジの倍率が高ければ高いほど、必要となる「証拠金」が少なくても大きな取引をすることができ、レバレッジが低いと必要となる証拠金は多くなります。
レバレッジをかけない場合は、資金効率が悪くなるため、FXではレバレッジをかけて取引するのが一般的です。レバレッジをかけるとリスクが大きくなりますが、少ない資金で取引を行うことができるという大きなメリットがあるので、レバレッジを理解して取引を行いましょう。
国内FX業者と海外FX業者のレバレッジの違い
国内FX業者は法律の規制上、2019年11月現在、レバレッジが25倍までに設定されています。しかし、海外FX業者では規制が緩い国も多いので、レバレッジに制限がない国も多く存在しています。
もちろん、海外FX業者でも日本のようにレバレッジ制限をかけている国もありますが、海外FX業者を紹介しているサイトのほとんどは、「レバレッジ規制がないFX業者」を紹介していることが多いです。海外FX業者では、25倍以上~1000倍くらいまでのレバレッジを設定できるFX業者もあるので、あなたに合ったFX業者を選択することをおすすめします。
こちらの記事では国内FXと海外FXの比較についてまとめています。
もしレバレッジをかけないと資金はどのくらい必要?
レバレッジをかけず(レバレッジ1倍)に取引を行った場合、どのくらいの資金が必要になるのか・・・そんな風に疑問に思った人も多くいるかと思います。FXでは注文をする際に、通貨ペア・注文数量を選び、買いor売りの注文を入れて、注文を行います。
- 通貨ペア:ドル円
- 注文数量:1万通貨(国内FX業者の1ロット、海外FX業者の0.1ロット
- ドル円の現在の価格:110円
- レバレッジ:1倍
上記の条件で必要になる証拠金は以下になります。
110円×1万通貨÷1倍=110万円、つまり、 1万通貨の注文を行うためには110万円の証拠金が必要になり、非常に効率が悪くなることがわかります。
そこで、レバレッジが仮に100倍だとしたら、以下のように必要な証拠金が少なくなります。
110円×1万通貨÷100倍=1.1万円、つまり、 1万通貨の注文を行うためには1.1万円の証拠金だけで済むので、非常に資金効率がよくなります。
証拠金について
FXで特に理解しにくいのが「証拠金」です。いわゆるお金を担保に取引をすることができる、という意味で証拠金という名前が付けられていますが、証拠金にも「最低証拠金」「有効証拠金」「余剰証拠金」などわかりにくい言葉が使われています。証拠金関係の分かりにくい用語を以下の記事にまとめてみました。
ロスカット・追証(おいしょう)とは?
FXでは証拠金を担保に取引を行っていきますが、急激な為替変動で予想より大きく反対に価格が動いた場合は強制決済されることがあります。この強制決済のことをロスカットと呼び、ロスカットは取引中の証拠金の〇〇%を下回った時点で行われます。(〇〇%とした理由は、各FX業者により設定値が違うためです。)
ロスカットが正常に動いてくれれば、資金をある程度守ってくれますが、超ド級の暴落が発生した場合、ロスカットが間に合わず、注文した証拠金以上のマイナスを被ることがあります。その際に口座残高に入っているお金以上のマイナスを被ってしまった場合、FX業者に対して借金を背負うことになる「追証(追加の証拠金)」が発生します。
国内FX業者の場合はこの追証が発生した場合、支払いを催促される通知が来て入金をする必要があります。しかし、海外FX業者では「追証なし」になっているので、仮に口座残高以上のマイナスが発生した場合でもゼロで切ってくれるため、借金を背負うことはないので安心です。
ちなみに、海外FX業者でおすすめはXM(XMTRADING)です。豊富な入金ボーナス、万全なサポートで口座開設者が最も多い海外FX業者です。以下にXMのスペックについてまとめています。
通貨ペアとは
通貨ペアとは、取引を行いたい通貨のペアのことで、売買する2国の通貨を合わせた通貨のペアのことを指します。例えば、ドル/円(USD/JPY)、ユーロ/円(EUR/JPY)などで表記されたものが通貨ペアと呼ばれます。
通貨ペアごとに特性が全く違い、値幅も激しい通貨ペアもあります。
最初は値幅がそこまで大きくなく、取引高が多いメジャー通貨と呼ばれるドル円やユーロドルなどの通貨ペアをおすすめします。
メジャー通貨、マイナー通貨、エキゾチック通貨の違いについてまとめています。
スプレッドとは
FXでは「売値」と「買値」の差のことをスプレッドと呼びます。スプレッドは通貨ペアごとに違う値が設定されています。スプレッドでは、〇〇pips(ピプス)離れている・・・などと表します。(これもFX独特のすごく難しい表現です。)
一般的に取引高が多い通貨ペアはスプレッドが狭く設定されています。一日に何十回も取引する人はスプレッドが狭いFX業者をおすすめしますが、利益を大きく狙いたい取引をしたい場合はそこまでスプレッドは気にしなくても良いでしょう。
Pips(ピプス)とは
pipsとは、Percent of Pointの略になります。利益や損失をpipsで表したり、スプレッド差を表したりするためにpipsを使用します。
pipsは以下の記事で詳細にまとめています。ちなみに当サイトで最も読まれている記事です。
【2020年4月更新】FXでよく見る「pips(ピプス)」とは?100pips取るといくらの利益?<Pipsの計算方法>
スプレッドについては以下の記事でまとめています。
まとめ
FX初心者が覚えておきたい最低限のルールや用語についてまとめてみました。やはり用語については独特なものが多いです。少しずつFXをやっていくとすぐ慣れていくはずなので、あきらめずに頑張っていきましょう。
しかし、取引を行うためにはFX業者の口座を開設しなければなりません。
最初は追証なしでゼロカットシステムが搭載、そして、豊富な入金ボーナスがあるFX業者をおすすめします。ちなみに、XMでは口座開設するだけで3,000円のボーナスが付くキャンペーンを実施中です。もちろん、このボーナスを使って取引をすることが可能です。
このボーナスを使って10万円を100万円にした猛者も・・・ぜひ、一度XMで口座開設してみることをおすすめします。